2015年6月28日日曜日

iMac 2009 LateのHDDをSSDに換装

私が2009年以来使用してきたiMac(21.5inch 2009 Late)のハードディスクドライブ(HDD)をSSDに換装しました。

2015年2月にOSをYosemiteにアップグレードした後、メモリを4GBから8GBに増強したものの、アプリケーションの起動に時間がかかったり、写真の処理、文字変換などの処理で逐一遅いと感じていたので、HDDをSSDに換装することによるスピードアップを狙いました。なお、HDDは使用から3年を超えると故障率が急増するというデータもあるようで(https://www.backblaze.com/blog/how-long-do-disk-drives-last/)、すでに5年を経過した私のiMacのHDDをこのタイミングでSSDに換装するのは、いいタイミングとも言えます。


1.用意したもの

・SSD
ネットでiMacのSSD換装を検索すると、crucialのSSDがよく出てくるので、先人の知恵を拝借し、同じメーカーのものを購入しました。crucial のBX100の500GBです。23000円弱でした。他にも、MX100, MX200などスペック的にBX100よりも高い別のシリーズもありましたが、あまり高性能でなくても大差ないと思ったのでコストパフォーマンスの高いBX100にしました。

・変換マウンタ 3.5インチ=2.5インチマウンター
「裸族のインナー」という、なんともネーミングがユニークな変換マウンタを購入しました。3.5”HDDと同じ位置にコネクタを配置することができる優れものです。

・吸盤
我が家にあったテキトーなものです。

・トルクスドライバ(T8サイズ)

・ピンセット
我が家にあったものです。

・クリップ
ファンの爆走対策として使いましたが意味ありませんでした。無念。

2.事前準備
SSDを変換マウンタに装着します。挿すだけ。以上

3.作業開始
まず、吸盤をiMacのガラス面の上部に貼り、よっこいしょ、と手前に引きます。そうすると、磁石で本体にくっついているガラスが浮きますので、浮いた状態のまま、上に引き抜きます。

そうすると、こんな感じでモニタがでてきます。下に辞書なんかを敷くと作業がしやすくなります。Oxfordはちょうど良かったです。


次に、トルクスドライバーでモニタの左右側に各4つ、合計8つあるネジを外していきます(写真の赤丸部分)。

iMacの下側(りんごマーク側)を支点にして、上側を開けることができるようになります。そして、中を覗くとモニタと本体部分とがいろんな線で繋がっているのが見えます。全部外すと難儀なので、右側(モニタを正面から見て左上側)にあるケーブルだけ抜きます。下の写真の青い部分を水平に(矢印方向)引き抜くと容易に抜くことができます。

両手の作業スペースを確保するために、何かでつっかえ棒をします。クロネコヤマトの力を借りました(笑)。ちなみに交換するHDDの場所は、ボケ感のある写真で分かりづらいですが、四角で囲った部分です。


いよいよHDDを外します。
HDDのステーについているネジ2本をモニタを外した時に使ったトルクスドライバーで外します。なお、モニタを締結していたネジと長さが違うので、それぞれ無くさないように分けて一時保管した方が良いです。下の写真はネジを外した状態です。

そして、HDDの基盤部分(緑色部分)に接続されている3本のケーブルを抜きます。上の写真中、基盤の左側についており、左方向に水平に抜いていきます。

HDDを取り外した後、HDDのステー(銀色の部品)をトルクスドライバで外します。また、反対側の棒状の部品も同じくトルクスドライバで外します。


そして、外したステーと棒状の部品を、SSDを装着した変換マウンタに、HDDに付いていたのと同じように取り付けます。

いよいよSSDの取り付けです。
まず、ケーブルの取り付けですが、HDDでは3本ありましたが、SSDでは2本です。これは、Apple純正HDDには温度センサのコネクタが付いているからです。サードパーティ製SSDには温度センサのコネクタはないので、温度センサケーブルを除いた2本のケーブルだけ接続します。そして、トルクスドライバで本体に取り付けます。

その後、1本ない温度センサに、クリップをねじ込んで温度センサが爆走しないように目論みました(↓写真)。

あとは、モニタを閉じ、ネジ締めです。ガラス面を留めるための磁石が強力で、ネジが持っていかれますが、ピンセットとドライバを駆使してなんとかなりました。

そして、あとは、TimeMachineでデータを復元して完成!

データの復元には4時間以上掛かった模様です。(その日は放って寝たので実際のところはよくわかりません)。

そして、起動すると、おぉー!早い!写真アプリの起動に1分かかっていたのが、10秒で済むなど、目に見えてスピードアップしました。
しかし、HDDの冷却ファンが爆走!うるさすぎです。巷で話題のクリップ作戦は大失敗でした(そのため、再度、中を開いてクリップを外す羽目になりました)。
結局、ファンの制御アプリMacs Fan Controlを発見し、無事にファンの暴走はなくなり静かになりました。良い子のみなさんは最初からアプリを使いましょう。

25,000円弱で、かなり速くなったのでまだまだ使えるマシンになりました。良かったです。
最後に、SSDの換装後のストレージの様子をみると、どういうわけか、「その他」がやたら多く60GBを占めていました。換装前のHDDでは「その他」は3GB程度だったので、何が増えたのかなぞです。。。ご存知の方いらっしゃれば教えて下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿